紐の結び方の基本から、襲(かさね)の着付けまで。
3月25日(月)~26日(火)まで、2日間の広島講座が始まりました。
今回の講座は、25日・26日の両日とも、「十二単」
着せ付けを行うことになりました。
講座では、着付ける紐の結びから、十二単の襲の着付けを学ばれました。
25日は、受講生の麻田さんが、集中して着付けに取り組まれていました。
かなりの力仕事でもありますから、きっと今日は熟睡して頂けることでしょう。


着付に集中する受講生

講座の見学も出来ます。
当日の講座見学も大歓迎です。
お問合せは、090-4489-9745 担当はいちきです。

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藤娘、鷺娘など早変わりの必須アイテム
歌舞伎や日本舞踊の中で、演者の瞬間早変わりに使われる秘密兵器のひとつ「帯止(おびと)」。
藤娘、鷺娘などの早変わりは有名です。(詳しい解説は後に譲るとして)…

昔は、土台を支えるU字型の部分を、細い「藤」を曲げて作っていたので、「帯籐(おびとう)」とも言われていました。
「きつけ塾いちき」では、30年前から、「藤籐」の代わりに「プラスティック」製の「帯止」を制作して使っています。
現在では、「帯止」を販売している所もなく、現場の衣裳方のオリジナルに任されています。
「きつけ塾いちき」では、一般売りもさせて頂いておりますので、お問合せ下さいませ。


写真の右側が「帯止」、左側は帯止の「制作器具」。

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六通と全通
「つの出し」は、全通の帯や丸帯で結びます。
しかし現在では、芸妓などの帯結びを除けば、袋帯で結ぶのが一般的です。

現代の袋帯といえば、「六通の袋帯」です。この帯の特徴は、帯の六割の部分にしか柄が入っていない袋帯の事です。
それまでの袋帯は、全ての部分に柄のある「全通の袋帯」でした。
ところが、戦後のベビーブームで生まれた子供たちが、成人・結婚の時期を迎えると、需要が増えて、帯の生産が追い付きませんでした。
そこで考案されたのが、一回目に巻く部分を、柄のない無地にして生産コストを下げ、需要に対応したのです。六通の袋帯の誕生です。(手先に柄、全体の4割の無地を挟んで残された部分が柄を占めています。)

全通の帯による粋なつの出しへ
しかし「六通の袋帯」の難点は、「つの出し」を結ぶと無地が表に出てきて、「粋なつの出し」などは表現できないことです。
私はよく踊り手の方に、「高価な正絹の豪華な六通より、粋に結べる安価な全通にしませんか。」とお伝えしています。
江戸、明治、大正期の古典舞踊には、やっぱり時代に合った「全通の帯による粋なつの出し」を結びたいものです。
六通では、私たち独自の「モドキつの出し」しか出来ませんから…

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本年もよろしくお願いいたします。
昨年はお世話になり、ありがとうございました。
各教室の卒業生と在校生の皆さまに、心より年賀のご挨拶を申し上げます。
日本のきもの文化の継承と発展に、努める決意です。
皆さまには、これまで以上のご協力とご鞭撻をお願い申し上げます。

宮崎きもの学院 
きつけ塾いちき スタッフ一同

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一年間お世話になりました。
今年も暮れ行く年の瀬、時の流れを早く感じる年になりました。
皆々様には、一年間お世話になりありがとうございました、
着付け教室を始めた、昭和55年(1980年)からもうすぐ44年目を迎えます。
着付け教室の分野といっても様々ですが、私共は、「浴衣の着付け」から「十二単」まで、すそ野は広いのでございます。
帯〆を使わない「つの出し」
その中には、「和装花嫁の着付け」や「日本舞踊の着付け」などは十八番(おはこ)にさせて頂いております。
これら時代物の着付けには、時の流れで作られてきた「歴史そのもの」みたいなところがございます。
例えば、日本舞踊の古典の演目などで結ばれる帯結びで、「つの出し」がございます。
この帯結びは、帯〆を使いません。
帯〆が登場するのは江戸末期の事です。(黒船来航の頃です。)(つづく)

つの出し結び

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岡山県で頑張っています。どうぞご贔屓に❣
岡山県の倉敷市で「日本舞踊の着付け専門の教室」を開いたのは小谷野貢さん。
日本舞踊・各流派の踊りの会」の舞台裏の経験を積んで、新たな挑戦をすることになりました。
自らも「きもの制作」の修行を京都で学んできました。

着付けでも、次世代を担う
きもののプロフェッショナル」です。
どうぞ皆さま、ごひいきに。
古谷野さんのホームページは下記のバナーでご覧ください。

着付けの現場の古谷野さん(上)

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古代から続く伝承の技人
6年前の2117年11月。
私たちのブログで、「技を盗む職人たち」を掲載しました。
この記事は、これまで3回にわたって書いてきましたが、再度ご覧頂きたいと思い載せることに致しました。
先ずは、下記の「技を盗む職人たち」をクリックして頂いて、6年前の記事をお読み頂けると有難いです。
「技を盗む職人たち」

講座の技術は、「トッテオキ」です。
1980年4月を起点に、創業43年と8か月になろうとしています。

私たちの着付け教室の内容は、十二単の着付け」や、「和装花嫁の着付け」、「歌舞伎衣裳や日本舞踊の専門着付け」、「時代風俗衣裳の着付け」、「振袖着付けの専門講座」、「美容師専門のプロ着付け」、「自装の着付け」、「礼装の着付け」、「浴衣の着付けなどが主なものです。
私たちは歴史と経験に裏打ちされた、京都や東京などの一流の着付けの業師の門をたたき、学び続けた歴史でした。今になってみれば、そんな先生方の技を継承していると思っています。
私たちが教えて頂いた、多くの神業の持ち主は今は故人となって、学ぶ術がありません。
残念で仕方がありません。ですから伝えるのが私たちの務めです。

したがって、45年の歴史の中で、盗んで作り上げた講座の技術は、「トッテオキ」なんです。
着付け教室の先生や、着付け師の皆さんが「目からうろこです」といって頂けるのは、講座の技術が、やはり「盗んだトッテオキ」だからだと思うのです


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本格的な花嫁着付けを「基本から学びます」
浅草講座の年間予定表が決まりました。(
下表
これまで浅草講座は、「日本舞踊着付け専門講座」として、「
日本舞踊の着付け」と「歌舞伎衣裳の着付け」等を学び、日常のきものの着付けと異なる着付けをお稽古してまいりました。
先月、講座の受講生の皆さんが、「本格的な、花嫁の着付けを学びたい。」という声が上がり、来年の2月の講座から、「
和装花嫁」を学ぶことになりました。
貴女もお勉強されませんか。
きっちり花嫁着付けの基本から学ぶ講座を開きます。
今なら、受講生の枠がありますので、お勉強したい方はご連絡をお待ち申し上げております。

 

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「日本舞踊着付け専門講座」と、「振袖特訓」も合わせてお稽古。
毎月、浅草で続けている「日本舞踊の着付け専門講座」。
お稽古の会場は、「浅草西会館」。
最近は、来春の成人式に向けて、「振袖特訓講座」も併せてお稽古しています。
講座1日目12月20日(水)午後1時からは、「振袖着せ付け特訓」。
講座2日目12月21日(木)午前10時からと午後1時からの2講座で、内容は「日本舞踊の着付け専門講座」。

講座の見学者は、大歓迎です。
見学ご希望の方は下記までお電話を
090-4489-9745  担当者は、いちきです。
気楽にご相談くださいませ。

【お知らせ】1月の浅草講座はお休みですよ。

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今年の「時代風俗衣裳」は、「裃とお局の着付けショー」
毎年ご披露している「時代風俗衣裳着付けショー」。
今年は、江戸時代の武家装束の中から、「裃」と「お局」の着付けをごらん頂きました。

なお、今回の着付けショーには、「日本舞踊の着付けや、「振袖」の着付けを学んでいる方が、全国からお越しいただいて技術を披露して頂きました。
また、モデルさんも、東京をはじめいろんなところから駆け付けていただき、ご協力いただきました。
お名前の披露については、個人情報の問題もあり、配慮させて頂いた次第です。

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