「本当のつの出し」を身につけたくて
ある受講生は、「踊りの着付けをお手伝いしていますが、本当のつの出しを身につけたくて、きつけ塾いちきの講座に入りました。」
それから、
学び続けて約10年。今では山口県で、自らが「日本舞踊着付け専門講座」を主宰しています。
舞踊の会で、裾引きが出来なくて
日本舞踊のお師匠さんから、ときどき着付けのご依頼を頂きます。
着付けたあと、お師匠さんから、「何かが違うのよねえ。」とよく言われます。
その日は裾引きの御依頼があり、うまくいかず、インターネットで検索して「きつけ塾いちき」に辿り着きました。これから基本を学び、粋なプロの技術を身につけて参ります。
花街の芸妓さんも、多く学んでいます。
九州の嬉野温泉の芸妓さんや、東京の向島の芸妓さんからのご依頼で、お教えさせて頂いています。
これまでに、向島の芸妓さんからご依頼があり、「出の衣裳(黒留袖の裾引きに柳結び)」の着付け指導をさせて頂きました。また、佐賀の嬉野温泉の芸妓衆は踊り専門の着付けを学んでいらっしゃいます。
お師匠さんに着付けを!
ある流派のお弟子さんが、お師匠さんにきれいに着せてあげたくて学んでいらっしゃいます。
特にお祝儀舞いに着せる、「後見」や「一文字、文庫」などを中心に学ばれます。

このように、学ぶ理由もさまざまです。
言うまでもないことですが、講座の雰囲気は明るく、時代考証(歴史)を学びながらの講座2時間は、実に楽しいものだとお考え下さい。

浅草講座の教室風景(浅草西会館 写真下)

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今年は、より深く学べるように
2024年、1月新年の「日本舞踊着付け専門講座」は、広島と福岡で行われます。
「きつけ塾いちき」スタッフ一同、これまで以上に、より深く学んでいけるように努めてまいりたいと思います。
1月30日(火)広島が2講座。31日(水)と2月1日(木)の2日間の福岡は4講座。
合計6講座になります。

1月度の浅草講座は、お休みです。
2024年1月の浅草講座は、お休みになっています。
浅草講座は2月から、これまでの「日本舞踊専門着付け」に加えて、「和装花嫁着付け専門講座」も新たに開講されます。
浅草の今年最初の特別講座は、2月14日(水)から15日(木)の2日間で3講座の予定です。

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文明開化の下で花開く、おしゃれな「帯〆」の文化
「帯〆」は、「組紐」で出来ています。
それまでの時代…組紐の使われ方は、武家や公家の支配層の文化そのものでもありました。
例えば、甲冑など、武具の構成部分の繋ぎや、書類を収める「文箱(ふばこ)」、日本刀の「飾りや下緒」、十手の「房」、鷹匠の「繋ぎの紐」など、およそ一般庶民とは無縁の文化でした。
しかし、明治維新という天下の大転換は、「廃刀令」とか「帯刀禁止令」と言われる禁止令で、侍の魂と言われる「刀の保持」を禁止したのです。侍は丸裸状態。
それまでは、侍のおかげで生活が成り立っていた「組紐」を生業としていた人々は窮地に立たされます。
そこで考えられたのが、現代に続く、おしゃれな「帯〆の文化」です。

しかし、「帯〆の文化」の花が咲くのは明治も後半になるのです。
それまでは、「丸くげ」と言われる綿を仕込んだ筒状の紐が主流で、組紐の帯〆の使用は一般的ではありませんでした。
ですから、江戸時代の「関東芸者の柳」や、「関西芸者のつの出し」なども、勿論帯〆は使いません。

但し、江戸時代の後期に、亀戸天神の「太鼓橋の渡り初め」で、深川の芸者衆が、柳結びを工夫して、現在の「お太鼓結び」で渡ったと言われていますから、お太鼓が崩れないために、紐が登場するのでしょうが…。
組紐が一般的になるのは、大正時代になってからだと思われます。

話の枕が永過ぎました。
そんなわけで、つの出し結びは江戸時代の帯結び。
古典舞踊の踊りに帯〆を使うのははふさわしくありません。
昭和の戦後に登場した六通の帯と、大正時代に始まった、大好きな帯〆で、「江戸時代のつの出し」を結んでと言われると、困ってしまうんです。

でも、六通では結べないのに、喜んで頂くので、結ぶ  ❣  のですが、…(つづく)

広重の江戸百景「亀戸天神境内」お太鼓橋が見えます。

 

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一年間お世話になりました。
今年も暮れ行く年の瀬、時の流れを早く感じる年になりました。
皆々様には、一年間お世話になりありがとうございました、
着付け教室を始めた、昭和55年(1980年)からもうすぐ44年目を迎えます。
着付け教室の分野といっても様々ですが、私共は、「浴衣の着付け」から「十二単」まで、すそ野は広いのでございます。
帯〆を使わない「つの出し」
その中には、「和装花嫁の着付け」や「日本舞踊の着付け」などは十八番(おはこ)にさせて頂いております。
これら時代物の着付けには、時の流れで作られてきた「歴史そのもの」みたいなところがございます。
例えば、日本舞踊の古典の演目などで結ばれる帯結びで、「つの出し」がございます。
この帯結びは、帯〆を使いません。
帯〆が登場するのは江戸末期の事です。(黒船来航の頃です。)(つづく)

つの出し結び

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「日本舞踊専門の着付け」学びたい人のために「きつけ塾かわぐち」を
山口県防府市で、日本舞踊の着付けをお手伝いをしていた川口信子さん。
「本当のつの出しの帯結びを知りたい」というのが、学ぶきっかけでした。
「きつけ塾いちき」の門をたたいて10年近く…今ではあらゆる舞踊の会の現場を経験してきました。
これから慌てずに「日本舞踊の専門教室」として、指導してまいります。
「日本舞踊の専門着付け」に興味のある方は、ぜひご一報を。
「きつけ塾かわぐち」への連絡は、
090-4898-5464 までご連絡を ❣


舞妓の衣裳を着せる川口さん。

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岡山県で頑張っています。どうぞご贔屓に❣
岡山県の倉敷市で「日本舞踊の着付け専門の教室」を開いたのは小谷野貢さん。
日本舞踊・各流派の踊りの会」の舞台裏の経験を積んで、新たな挑戦をすることになりました。
自らも「きもの制作」の修行を京都で学んできました。

着付けでも、次世代を担う
きもののプロフェッショナル」です。
どうぞ皆さま、ごひいきに。
古谷野さんのホームページは下記のバナーでご覧ください。

着付けの現場の古谷野さん(上)

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地球を7回半、光速でわずか1秒の距離ですが…
「きつけ塾いちき」の「日本舞踊着付け専門講座」は、宮崎から、広島の「アステールプラザ広島」・福岡の「ホテルポートヒルズ福岡」などに向けて、高速道路を走って、車で伺います。
月一回の車旅なのですが、一回走ると1000キロは越えます。
車は「5人乗りのステーションワゴン」。

先日、30万キロを超えました。(光速では、わずか1秒の距離ですが…地球を7回半まわったことになります。)
30万キロを超えたのは、12月10日(日)、宮崎から山口に向かう途中でした。
大切に手入れをして、永く一緒に走っていこうと思っています。

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「日本舞踊着付け専門 福岡講座」一日目
12月13日(水)は、日本舞踊専門着付けの福岡講座一日目。
今日の講座内容は、「舞台のメイク」と「前割れ後見の着付け」。
それぞれ、2時間づつにわたり、じっくりお稽古に集中しました。
明日は、「日本舞踊のプロの着付け」と、「舞台のメイク」を引き続き学んでいくことになっています。
  
  

講座の見学も大歓迎です。
090-4489-9745 までご連絡ください。
担当は、いちき が承ります。

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「日本舞踊着付け専門講座」と、「舞台メイクの講座」。
福岡市の、「ホテル・ポートヒルズ福岡」で行われる、「日本舞踊着付け専門講座」は、「舞台のメイク」と合わせて、ご希望の講座を開催いたします。
講座の日程は下記によって行われる予定です。

「日本舞踊着付け専門福岡講座」予定表

福岡の講座では、歌舞伎の舞台などで結ばれる「引っ掛け」や「一文字」・「片流し」
後見結びの箱割りなどを学びます。

また、二日間を通じて、「舞台のメイク」を集中して学ぶ皆さんもいらっしゃいます。

後見の箱割り

講座の見学も大歓迎です。
090-4489-9745 までご連絡ください。
担当は、いちき が承ります。

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